証拠は残せ!

言った言わない、聞いた聞いてないのやりとりはほんとに無益だと思います。そんな意味の無いやりとりを避けるにはどうしたら良いんでしょう?まずはやりとりの全てをログとしてメールに残すんです。情報のやりとりは全てメーリングリストで行うと良いですね。証拠が分散されますし(笑)直接会って打ち合わせをした場合は議事録を作成し、メーリングリストに流し双方の合意を得ます。間違ってませんよね?と。その確認もメールで行います。あとは質疑応答を繰り返し開発していくだけ。相手からの要求で聞いていない事、以前に言ったことと違うこと、矛盾しているような事を発見したらメールのログをあさって、証拠をつきつけましょう!最初っから喧嘩腰だと今後のこともありますし良くないです。最初はやわらかく「以前のお伺いしたお話と違うようですが、どちらが正しいですか?」と質問の形にしましょう。政治的要素が含まれる場合、特に穏便に事を進めないといけません。
強気でいける場合は「そんな事聞いていません。スケジュール的にも厳しいですし、それは仕様変更扱いなので、別途見積もり&スケジューリングさせていただきます」という策も取れます。今の受託開発は既にお客様の予算が決まっている場合が多く、その予算枠内でいかに開発するかみたいになっているので追加の料金がもらえることは稀でしょう。あまりにでかい仕様変更の場合は2次開発へまわしてもらうという策も取れることがあります。しかし、仕様変更だからといって全てを跳ね除けていては駄目です。最後にシステムを使うのはお客様なので、お客様に満足いただけなくなります。仕様変更は良識の範囲で受け、その範囲を大幅に超える場合は交渉という形を取る。楽にすむ代替案があるならば提案すべきです。「本当にその機能必要なの?」と何度も問いただし、暗示にかけて(ぇ)その機能もろとも葬り去る策を取れることもあります。ベストなのは双方幸せで最終的にお客様も幸せになれるってことです。
奇麗事書いてるような気がするんで、ぶっちゃけ話も少々(笑)聞いてないと言っても結局はやらないと駄目な場合がほとんどです。仕様変更と言いつつも「要求定義が甘かった」というのから出てくる「追加の仕様」が主なので何を言おうと追加の要求は避けて通れません。本当に要求定義ができているならば、仕様変更はほとんど無いはずです。根底をくつがえすような仕様変更が出てくるのはお客様の本当の要求を聞き出せていなかった場合です。なのでいかに理不尽な要求であってもやらざるを得ない場合があります。むしろやらなくて良い方が少ないです。現場はいかにやらないようにするかではなく、被害を最小限にとどめる努力をすべきです。悪の根源を絶ってしまう手もありますが、それは最終手段。でっかいプロジェクトにもなれば、邪魔な人を切る事も可能です。「あの人に仕様変更なんて伝えるのは恐ろしい」と相手に思い込ませるのもありですね(ぉぃ)とても下手に出てお願いしてくれます。そう、お願いしてくれるのなら誠意ある対応を取ろうとします。でもさらりと聞いてないことを言うのは怒ります。でも素直に怒りをぶつけるのはプロとしてよろしくない。笑顔でさらりと嫌です♪と言えるくらいの仲のまま、仕事を終えたいものです。ちなみに今私が手がけている仕事は「申し訳ありませんが、よろしくお願い申し上げます」→「え〜嫌ですぅ」と言える仲だと思ってます(事実言いました)。でも言った直後に「冗談でっす。がんばらせていただきます!」と言ってますけどね(^_^; できる限りの事はやります。その代わりおいしいものご馳走してもらいます。それは会社としてではなく、個人としてです。打ち上げという形なのかもしれませんけど、やっぱりお客様であろうと、取引先の会社であろうと仲良く仕事したいじゃないですか。「仕様変更多くてごめんネ!今度ご馳走するからがんばって!」くらいな勢いならあまりツンケンしながら仕事しなくて済みます。最近愚痴りまくってる私ですが、表っツラは「とても良い人」ですよ(笑)この日記見られてたら滝汗もんですが(苦笑)
#私の所属している会社のある人は「メーリングリストで交わした会話以外はやりません」みたいな契約を結んだ事があるらしいです。