愚痴は裏紙に書いて丸めてポイっとね

本当の愚痴は言っても意味の無いことをぐだぐだ述べて、自分の気分を晴らす行為だと思います。現実に不満があるから愚痴が出るんじゃないですよ。その不満に対処できない、または自分で対処しようとしていないから愚痴が出るんだと思っています。

本当の愚痴は言っても意味の無い事なのだから、言う必要は無いでしょう。言う理由は誰かに聞いてもらいたい、共感してもらいたいという気持ちがあるからです。でも、聞いている側は「この人にこういう事をすると、こうやって他の人に愚痴られちゃうんだ」という目で見ている事もあります。その愚痴が本当に意味の無い事だと決めているのは自分だけで、他の人から見たら悪口に聞こえる事もあるので要注意です。

愚痴なんて裏紙に書きなぐって、スッキリしたら丸めてポイっとゴミ箱に捨てて、それと同時に気持ちを切り替えて不満に取り組むくらいの前向きな気持ちでいたいですね。そうは言っても人間です。日々の不満を誰かに聞いてもらいたい気持ちがあるのは当然ですし、弱くなった時、誰かに嘆いちゃう事もあるでしょう。気心知れた人に内心を打ち明けて、愚痴というよりは相談に近い形で話をする事もあるでしょう。そういう時は話す相手と場所をよく考えないといけません。

いつ誰がどこで聞いているかは直接的に気をつけるべき事ですが、話した相手から第3者にその話が伝わり、伝言ゲームのように広まって、話の中心人物の耳に入る事も大いにありえます。そういう時は大抵過激な部分が誇張されて広まるので、自分の知らないうちに大事になる事もあります。

愚痴・不満は言い方を考えればちゃんと機能します。でも言わないにこしたことはありません。もっと良いのは、良い事を言うことですね。自分の知らない所で、友達が自分の事を褒めている。それがめぐりめぐって第3者から自分の耳に入った時、どう思いますか?「○○さんが、あなたのことすごく褒めてたよ」という具合に話を聞いた場合です。○○さんがあなたを直接褒める事は無くても、外では褒めているという事を知ったら、すごくうれしくありませんか。その逆を考えてみれば、褒める事と、愚痴や悪口を言うことの効果の違いは一目瞭然でしょう。

常に相手の立場になって考える事。さらに会話は1対1でしていても、結果は1対多に広まる可能性も考えて、自分の発言には責任を持つ事。すごい難しいですし、予測なんてできない事ですけど、こういう意識を少しでも持っていると、結果は大分違うでしょう。まだまだ私は未熟者なのでがんばらねばいけません。

あんまりおりこうさんになるのも、おりこうさんじゃないと思い始めましたけどね。