ありのままに受け止める事

ジェームズ・アレンは私の浅はかで杞憂に過ぎない物事の考え方を正しくするように背中を押してくれました。そんなジェームズ・アレンの本を読んで、私が日々心がけようと思った事を書いてみます。全てを語る事は難しいですし、文字にした所で間違っている所もあると思います。私が書き出す範囲はほんの一部ですから、きっとこの限りの話では無いので、足りない所は自らで考えてみてください。

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真実を素直な目で見て、素直な心で受け止めていますか。「嫉妬、我侭、自分勝手、身勝手、思い通りにならない、怒り」。こういう負の考えを通して、物事を受け止めていませんか。負の考えを通して物事を受け止めると、自分が抱く感情は「怒り」や「悲しみ」だけです。

例えば、"自分が買えなかった物"を友達が「ついに買ったんだよー!いいだろう!」と自慢してきました。あなたはどういう考えを抱きますか?

  • 私は買えなかったのに、自慢しやがって。
  • 私は買えなかったよー、しくしく。
  • いいなー、私も欲しいなぁ。
  • 買えて良かったね!やったね!。

怒りますか、悲しみますか、うらやましがりますか、それとも一緒に喜べますか。

素直に物事を受け止める事。先ほどの例は「友達が欲しいものを買う事ができて喜んでいる」「嬉しすぎて自慢したい気持ちになっている」が真実です。それについてあなたはどう思いますか?間違っても怒りませんよね。「買えて良かったね!」とか「うわー!すごいねー!」って思うしか無いでしょう。そこに「自分は買えなかったのに」という負の考えが混じると、それは怒りに変わってしまうのです。「自慢しやがって!」っと。

物事を受け止める時、自分の思いが混じると、時として真実そのものを受け止めた感情とは、異なる感情を抱いてしまう事があります。うれしい事はうれしい。楽しい事は楽しい。悲しい事は悲しい。その通りに受け取れる事が、素直な心の持ち主という事です。素直な心があれば、相手が喜んでいる事に対して、怒りで返すような事が無くなります。

ではどうやって素直な心になるか。私は負の感情を抱いた時、自分に対して「どうして?」を繰り返すようにしています。どうして自分はそう思ったのか。よく考えると必ず利己的な考えが混じっています。必ずです。絶対です。私の場合は間違いなかったです。必ず自分の思惑が混じっています。思惑が外れると負の感情が生まれます。利己的な考えを全て捨て、物事を素直に受け止める事。

例え嫌味を言われようとも「どうして自分は嫌味を言われたのか」「どうして相手は自分に嫌味を言いたくなったのか」。例え相手から責められようとも「どうして自分は責められたのか」「どうして相手は自分を責めたくなったのか」。このように考え、自らを改める事を考えるようにしました。相手がどのように思ったのか。それに対して自分はどう思って、どう行動したか。思考のプロセスなんて大それたものではありませんが、いつも気づかないうちに自分が思っている「考えた順番」をちゃんと認識する事です。

最初に思った事が当たりだ。そんな言葉を聞きますよね。本当にそうだと思います。言葉で言うのは簡単ですが、自分が一番最初に抱いた感情を、表に出すのは難しい事です。何もしていなければ、最初に表に出る感情は"最後に抱いた感情"です。様々な思惑を通り抜けてきた感情は、とても素直な感情とは言えないでしょう。

物事を素直に受け止める事。相手の事を考える事。素直な感情を表に出す事。素直にしゃべる事。ただこれだけで、普段の自分の考え方が変わってきます。とても単純で、とても難しいですが、自分がそうなりたいと思っていれば、必ずそうなれます。これは生活の全てにおいて誰もが幸せになれる考え方だと思っているので、もっと素直に物事を見れるようになりたいと思います。別に聖人になりたいんじゃありません。欲はあっても、利己的な考えで負の感情を抱きたくないだけです。自分が負の感情を抱くと、誰も良い気はしません。誰もうれしくないんです。だから素直になりたいって思い、日々がんばろうと思います。