相手を知れば意思疎通がスムーズになる

日本語が話せる中国の人がいたとして、その人としばらく会話した人と、初めて会話する人では言葉の伝わる度合いが違います。

その理由は単純で、相手の言葉を聞く事により相手が理解できる言葉を選んで話せるようになるからです。相手の口から出た言葉は、相手に伝わるという事。

これは意識して相手が話す言葉でこちらも話そうとしなければ、できるだけ簡単な言葉で話そうとか、伝わりやすい単語を選ぼうとかになります。それもとても有効ですがもっと有効なのは相手の口から出た言葉を使う事です。

具体例を示すと「この機能は簡単です」という言葉。私はそのまま使っていましたがある時、ある人は私にこう言いました。「あの機能は安いですか?」と。その人には「簡単」というより「安い」と言った方が伝わるんだなと。この例は間違った日本語を使っているので「安い」ではなく「簡単」と言いますと正しい言葉を教えてあげるのも良いですが、訂正前に相手に意味を確実に伝えるなら「この機能は安いです」と言えば通じるわけです。

相手の言葉をより多く使う事により、意思疎通がスムーズに行くのです。