道は開けるなり

全く分からないサブシステムの保守を引き受けた。ポンと障害票を渡されたが全く修正方法が分からない。なんとか修正箇所を見つけたものの、どうやっても画面のボタンが押せない。

「このボタンが押せないと障害の検証もできないんだけど・・・」

今はそんな状態。最初はどこの画面でどんな機能なのか。現状はどうなっていて、それがどう間違っているのか。まさに手探り状態の分からない事だらけだったけど、その通りに紙に書き出していって、一個ずつつぶしていったらついにボタンが押せる状態になり、動作検証もできて修正する事ができた。

何にも分からなかったけど、少しずつ紐解けてきた。何が分からないのか、何が問題なのか、それはどうすれば解消されるのか、今何をやったのか、何ができるのか。全部紙に書いて一歩ずつ前へ進んでいったら道が開けたなり。

分からない分からないと頭を抱えていたら頭ぐるぐるしてそのうち「分からないものは分からない」と投げ出しかねない。だから思ってる事全部書いて、一個ずつ潰していった。頭の中で考えてるだけじゃ絶対ループして、嫌な気持ちになってく。自分じゃ絶対分からない所はだれだれに聞くと書いたし、理由が分からないと書いたら理由を探したし、少しずつ崩していけば必ずやり遂げられる!

最初から無理だと決め付けず、できないことは無いと決め込んでコツコツやるっきゃない。あきらめるのはそれなりの事をやった人にのみ与えられる選択肢なのかも。