やっぱり結果なんだなぁ

iPodに例えて考えてみた。

最新のiPodを発売日より早く手に入れられるとしたらとても嬉しい。ついに手元に届いた時、不具合があって音楽が鳴らなかったらがっかりする、悲しむ、怒る。iPodの中身がどれだけすごい技術が使われていようと、どれだけ生産性の良い方法で作られていようと、どれだけの人数がかかわっていようと、音楽が鳴らなければ意味が無いし、作られた過程について興味を示す人はどれくらいいるだろうか。そして不具合があれば誰も興味を示さない気もする。

システム開発だってまさにこんな感じ。どんなに優れた技術を使おうと、最新だろうが枯れていようが、早かろうが遅かろうが、求められているものが作れなければ全く意味が無い。

過程があるからこそ結果があるのだけど、やっぱり結果が良くなければ過程も評価されなそう。日々、どれだけバグつぶしをしていようが、最終的に完璧と言える状態でなければお客様にとっては意味が無いのだ。結果がすばらしいからこそ、過程にも興味を持ってもらえるかもしれないし、結果さえ評価されれば過程が評価されなかったとしても満足できる。

不具合が無いのがあたりまえ。そして、あたりまえはあたりまえだから特別に感謝される事は無い。それがあたりまえ。

だからあたりまえに目をつけた。あたりまえにはたくさんの盲点がある。