時間は累積で考える

”今”はいつのため?”未来”の可能性に向けて、焦る事なく確実に積み重ねていくのが、”今”だ。今やっている事は果たしていつのためなのか。

「時間が足りない」。今日という日だけの時間を見ると、とてもとても少ない。1日にできる事はそんなに多くない。そんなにたくさんの事を出来ない事が分かっていても、出来なかった時は「時間が足りない」と悔やむ。

もっと長い目で見よう。今日という日は24時間しか時間が無いけれど、これから10年や20年生きていく中にはどれだけの時間がある?やりたい事は10年かかって実現してもいいじゃない。だから今日は10分しか時間が取れなくても、毎日10分続けたら、10年後には果たしてどれだけの時間を費やせた事になるのか。そしてその時本当にやりたかった事を実現しても遅くは無いんじゃないか。

期限を決める必要の無い事は長い目で見よう。今から10年たったって、20年たったってまだまだ若い。そこから何かをやり出すにも十分。そう考えると自分の持っている時間は莫大で、短い期間の中で時間が無いと叫ぶより、長い期間の中で多くの時間をひねり出せるという事に気づかなければもったいない。

寄り道をして、自分の時間が10年何かに持っていかれても、その10年間を後悔しないように生きていけばいいじゃない。寄り道が終わったらまた自分の道に戻ってくればいいのだから。何をそんなに焦る必要があるのか。未来が見えないから不安。不安だから寄り道をしないで、自分の道をまっすぐ行く。それも生き方のひとつだけれど、大きな寄り道には、寄り道でしか得る事ができない事もたくさんあるよ。考え方ひとつで、いい事が悪い事になり、悪い事がいい事になる。間違いではないけれど、もったいない考え方は、誰かに気づかせてもらって、直していきたいよ。

今日という時間は短い。でも、今日から10年という時間は長い。10年という時間があったらなんでもできるって期待に胸がふくらまない?だから物事は長い目で見よう。だって、10年なんて時間はこれから先生きていく時間と比べたら、短いもん。

だからコツコツやる事はすぐに来る期限のためでなく、果てしなく遠くにやってくる、”その時”のためにやる。