設計はUMLだけで済む

ほ、本当にそれで今までうまく行ってたんですか!?と思ってしまった話がありました。「UMLは分析・設計ツールです」とりあえずこの一言で”ああ、ちょっと間違ってる”と思いましたが引き続き話を聞くと、UMLユースケース図書いて、クラス図を書いて、シーケンス図を書けばプログラマは実装できるでしょと。ええっ…業務ロジックの仕様はどこへ行ったんですか?この問いの答えはユースケースシナリオに書いてあります。と。画面設計とかDB設計どこ行ったの…といろいろと不明な点が多かったんですけど、言っている事は立派でした。まさに理想。あまりに現実離れしていたのでポカーンとしてしまいましたが感想をば。

とりあえず上に書いたもののアウトプットを見せてもらいました。すごいです…とんでもなくすごいです。ソースコードからリバースした並のクラス図とシーケンス図です。各クラスにはきっちりメソッドが定義されていて、型まできっちりついてます…。ある主のフレームワークのがっちり型にはまったクラス図じゃありません。業務に沿ったメソッド名やらクラスが定義されています。私は思いました。実装していったら全く役に立たないクラス図なんでは無いかと…。それでテストファースト開発で品質ばっちりでやってきたというからすごい。タイムマシンを持っているとか、予知能力があるとかSE(サイキックエンジニア(ローマ字で書くとSE・・・本当はPE(T_T))がいるとしか思えません…。SIerが本気で動くとこんなにも常人離れした結果を出してくるのかとびっくりしました。

さて、この話が上っ面だけで中身を伴ってないまったくの空論だったのか、現実だったのか。結果は来月判明します…。あの結果できあがるプログラムって一体どんなものなんでしょう。設計・開発指針を提示する部隊と、実際に設計作業する部隊と、プログラムの実装部隊は違うので、指針が空論だと後工程が全部崩れてしまいます。ここで本当にデキる人は違うのか、言うだけの人だったのか興味があります。私は是非ともやり遂げて欲しいと思います。究極を見せられてしまったら、現状の私がミジンコに思えます。空論が実は現実だったということは、私は空論と決め付けてその高台へ上り詰めるのをサボっていた事になりますから。いや…でも正直理想論すぎると思う…誰もができるわけじゃないのに、一部のスペシャルな人ベースで物事考えられちゃうと、プロジェクトとして成り立ちません。誰にもマネできないから区別化できているという考えをプロジェクト内で行っても、そりゃ誰もついていけません。どういう結果になるかわくわくします(^^)あ、そういえばアーキテクトのXXです。というのをリアルで初めて聞きました。逆にSEのXXと聞かないのは私の周辺だけですかね。