ツールありきな時代?

ツールありきな時代到来な気がします。.NETについてもVisual Studioが無いと開発できない人が多くなってきているんじゃないでしょうか。JavaについてもなんらかのIDEが無いとコンパイルすらできない。WEB-INFの存在やclassesディレクトリの意味を理解しないままEclipseに助けてもらっちゃってる人もいます。特に新人さんに教育をする時、そういう根底の話は敷居が高いとか説明がめんどくさいという理由で、いきなりIDEを導入させるケースもありますが、私は秀丸(テキストエディタ)+コマンドラインで基礎を教えるべきだと思っています。IDEは日々の開発を便利にするものであると同時に根底を隠蔽してしまう効果もあります。それは人によって良いことだったり悪いことだったり。プロとして仕事をするなら、根底から理解していきたいですね。といっても日々使ってるパソコンのマザーボードの基盤のプリントパターンを知らなきゃいけない!とかそんな極端なレベルでなく、Javaを使うならjava, javacコマンドくらい知っておこうよとそんなレベルです。知らなくても開発はできます。知っていても日々役にたつかというと違います。しかし、なにかあった時にIDEが無いとコンパイルできない人と、コマンドラインコンパイルができる人は違います。サーバ上のソースをTelnetコンパイルする場合とかですね。事情により外部からファイルを送り込めない場合はこういう知識を重宝します。根底を知った上でそれらを効率よく便利にするためにIDEを使う。こういう気持ちでありたいですね。