設計をしないで作るシステム

今日(というか既に昨日)は久々にお出かけをし、地上46階にある展望スカイレストランで豪華なランチを食べてきました。その後も庭園などをプラプラとしとても気分転換できました。今日も朝まで仕事がんばれそうです(笑)

さて、世の中ではよく要求分析や要求定義といった様々な上流工程について論議が繰り広げられていますが、いつも思うのは必ずしも現実的な話じゃないな〜てことです。というのは、常にきちんとした時間があってちゃんとしたシステム設計ができるとは限らないんです(他所の事は分かりませんが…)運良く時間があっても、まともに要求定義できる人材を確保できなかったりします。本屋でよく見かける本は、理論+理想論であって、現実論を交えてないのが人気のような気がします(すんまそん、私もそういう本買いまくってます(笑))。本当にマジメなことを書きつつも、現実論と合わせて記述している本は無いもんですかね?(ぶっちゃけ本?(苦笑))しかし、現実論を書いた所でそれは現場によって全く違うもの。ケースバイケースについて書籍で記す事は難しいのは良く分かります。でも、やっぱり欲しい本っていうのは「今の自分にピッタリの本」じゃないですか。

理想は良く分かった。じゃぁ今の自分に適用するにはどうしたらいい?

その問いの答えは自分で出すしか無いでしょう。本から学んだ事をそのまま実行して知識を得たり得した気分になっていてはまだまだ。それから自分用にカスタマイズしてなんぼです。ほら、プログラマってIDE(というより開発環境)をめちゃくちゃ自分好みにカスタマイズするじゃないですか。初期インストール時の設定のまんま使ってる人は使い込みが足りません!得た知識を使いこなすというのは、理想論を現実論にあてはめて最高の結果を出すことじゃないですかね。なもんで、現在私が手がけている仕事はまーったくそういうの通じません。力技で押し切るしかないです(苦笑)

  • 時間も予算も無い。(時間はほんとに無い)
  • お客様の要求を聞き出し切れていない。開発が進むにつれて、ボロボロと要求が出始める。特にある程度完成して、お客様が実際にシステムを触った時に頻発。
  • 「概要設計」なるものが出てくるが、詳細な仕様は全て質疑応答(口頭じゃないと説明できないとかも言ってた)
  • 仕様が全然確定していない。追加の仕様がどんどん出てくる。
  • DB設計が揺らぐ揺らぐ。項目長変更、型変更、項目追加。開発始まっても仕様が動くので、DBも動く。

仕様書なんて、画面イメージ+ちょっとした説明ですね。こんなんで作れるかー!!と思いつつも作れるんです。ハイ。画面イメージしか無い状態で、詳細設計してる時間が一切無くてもちゃんとシステムを完成させたことがあります。慣れって恐いですね、どんな状況でもなんとでもなります(笑)理想ばかり追い求めて現実味の無い話ばかりを要求してきたり、その要求が通らないと文句を言ったりする人と仕事するのはつらいです。つまりは理屈屋ですね。理屈ばっかりたれて実際に手を動かそうとしない。自分の理想に反することは何もしない。やっても文句ばっかり。臨機応変にその場を切り抜けて欲しいもんです。つってもそんな人あんまりいませんけどね〜。

現場は戦場だ!マニュアル通りに動いたって生き延びれるとは限らない!知識を使ってその場を臨機応変に乗り切ってこそプロだ!

なんていうのはネタですが、最高の技術を身につけて目の前の問題を臨機応変に切り崩して形にしていく。そんな仕事人になれたらいいなー。

余談:おーっきい某SE会社からの受託開発ですが、ハズレの担当者にあたるといつもこんな感じ。