要件定義においての5W2H

要件を書き出していってふと5W2Hで見てみるとそれは誰がやるのか?が明確になっていなかったり、それを見てどうするのか?というのが明確になっていなかったりする。

業務フローを書いていくと浮き彫りになる。システム化業務フローばかりに目をやっていると意外と「誰の仕事か?」というのが明確になっていなくてもういちど5W2Hの視点で要件を眺めています。

要件を挙げた人が所属する部署でやるのでは?と思っていてもそれは「XXでやって欲しい事」という口頭では伝えられなかった要求があったりする。

要件定義は一言で言ってしまえばコミュニケーション能力が重要じゃないかと。効率よくこちらが聞きたい事を聞きだし、相手が言わんとする事も拾い上げる。拾い上げた結果をまとめ上げる能力も多分に必要だが、やっぱりお客さんと「会話」できない事には何も始まらない。

組織の体質や担当の人によっても出てくる結果はばらばら。誰も何も決定しない、誰も何も要求しない、聞かなければ応えない。そんな状況で要求から要件に仕立て上げるのはかなりやりがいを感じる。

最近自分でも「これいいね!こんなんあったら仕事はかどるね!」というのがあった。やっぱり自分でも便利だ、使ってみたいと思えるシステムじゃないと結局は使ってもらえないシステムになりかねないと思った。よくあったが「こんなん誰も使わないよ、使えないよ」なんて思いながら開発してた。作ってる側、売ってる側がそんなんだったら導入する側はもっと使わない。自分たちでも「欲しい!」と思えるものを売るのが理想というより当たり前だと思った。