サンプルデータはとにかく早い段階でキチっと用意する

とてもとても長い間潜伏していたバグが本日発見されました。

バグの内容は「数字以外を入力すると入力エラーとしてはじかれてしまう」というもの。設計書にはこの入力項目は数値であると書いてあるので、その時点では正しかった。ではどこがバグなのか?

当初用意していたサンプルデータは全て数字のデータだったので、設計時点でも項目の属性を数値と定めていた。がしかし、本番のデータを移行し始めて初めて発覚した事実。「実はアルファベットも入ることがある」という事。設計バグなり。

これはホストから移行してきたデータで、設計段階ではこのデータを閲覧する事はできなかった。お客さんとのヒヤリングで数値項目であると決めましたけど「あ、実はアルファベットも入るんでした」となった。

本番に近いサンプルデータを用意できていれば…またはホストのデータを設計時に閲覧できるように段取っていれば…という事を悔やみつつひとつお利口になった。

設計書に数値項目と書いていなくても、サンプルデータに数値しかないと数値チェックをしてしまうプログラマもいたりするので、とにかく正確なサンプルデータかつ、量!やっぱり量も重要だわ・・・。最初から100万件単位で用意しておけばパフォーマンスについてもプログラマが気にしてくれるだろうに。設計書のどこを見ても「SQLカリカリにチューニングすること」なんて書いてないorz。SQLを"素敵に書く"のはプログラマのマナー(?)みたいな感じで、明確に超速くしろと明示している設計書を見たことがない…。

パフォーマンス要件としてインフラとからめた形、応答時間5秒以内とかの記述はありますが…これだけじゃねぇ。