大規模プロジェクトでしか体験できない事

それほど大きくないプロジェクトでは用意しない資料や体制が、大規模なプロジェクトにはありますよね。これって結構貴重だと思うんですけど。今のプロジェクトは大規模という程ではありませんが、管理体系は大規模のものをダウンサイズして使っているので、かなりしっかりとしています。何をもって大規模というかは定かじゃないですが、とりあえず要件定義は4人でやってます。プロジェクト初期の段階でプロジェクトルームに50人とかいたりするすごいプロジェクトではありません。大きすぎず小さすぎず、それなりの規模ってことで(これが日本人的表現ってやつか?!)。
さて、大規模プロジェクト固有の文化(?)ってどんなのがあるかなぁと思いついた順に書いて見ます。

  • 成果物が最初から工程別に定められていて、作成するドキュメントには雛形が用意されている。プロジェクトの成果物を置くサーバのディレクトリには、最初から細かい階層分けがされていて、どういう工程があって、どういう成果物があるのかすぐに分かる。簡単に言えば最初から落し所が見えているので作業がやりやすい。
  • 規約系の資料も充実している。設計の指針から具体的規約、細かいのだと仕様書に使うひらがな、カタカナ、アルファベットの使い方まで定められている。これは小さいプロジェクトには足かせでしか無い気がする。

大きなプロジェクトでしか味わえない雰囲気や作業はこれだけあって、実は貴重な体験をしているというのを認識したかったんですけど、全然まとまらないですorz。今までやってきたプロジェクトについても、改めて考えてみるとよく管理されていたなぁというのがありますが、当時はなんとも思って無かった気がします(^^;

うーん、何が特有なんだろう。プロジェクトとして発生する様々な事象に対して、定型化された進め方があるというのが大きいのかなぁ。課題が発生したら、課題管理ディレクトリを見ると、課題管理表があって、サンプルを見れば書き方がわかって、書き終わったらどうするのかが分かるとか。小さい開発しか体験した事の無い人は、めんどくさいとか、無駄とか感じるらしいですが、これはこれで必要だと思います。これだけ管理された体制が取れていなければ、成果物の質はバラバラだし、何をして良いのか分からない人が出てきたり、プロマネの負荷が極端に上がったりしちゃうと思います。

とりあえず自分への課題。大規模プロジェクト特有の文化を改めて認識せよ!