君のせいなのに。友達へ

私をこんなにしてしまった君は今何をしているんだい?
私がなぜIT業界に入ったか。今、ここにいて、たくさんの人に会って、たくさんの体験をして、たくさんの経験を積んでいる。この状況を作り出したきっかけは、"たったひとりのエッチなゲームが好きな友達"だった。

私が初めてコンピュータっておもしろい!って思ったのは友達の家に行って、ワープロでいじめっこの悪口を書いて印刷して遊んだ時。キーボードを使って文字を打ち込むのがすごい楽しかった。それから学校にパソコンルームができて、授業でパソコンを触る機会ができた。最初はワープロで文字を打つだけだったけれど、楽しくてしょうがかなかった。

小学生の頃。ワープロを持っていても、パソコンを持っている友達は全くいなかった。そんな中、一人の友達がパソコンを買ったという。CPUだメモリだとわけのわからない単語を連発する友達に、しったかぶりをかます私。メモリなんてつけなくても全然平気だよ!とか。知ったかぶりにも程がある(笑)パソコンなんて全く知らなくてどんなものか知りたかった。友達の家に遊びに行くと、ちょっとエッチなゲームがあるという。興味深々!それからいろんなゲームを見て「パソコンってゲームがいっぱいできるんだ!」と急激に欲しくなった。友達はキーボードを見ずにディスプレイに文字を打ち込んで行った。かっこいいって思った。それから何度も友達の家に行って、パソコンを触らせてもらった。これが小学生の時。

今から数年前、地元の駅でバッタリその友達に会った。私は情報処理の試験を受けに行った帰りだった。久しぶりに会ったので「最近何してる?」という話になった。私は情報処理試験の帰りで、今はIT業界に入り、日々パソコンと向き合ってプログラムを作っているよと伝えた。友達は驚いていた。「すごい!かっこいいなぁ」と。私は言った。「お前の影響だよ!!お前のせいだってば(笑)」と。友達は浪人して勉強していると言っていた。当時、あこがれの対象であり、私をコンピュータ漬けにしてしまった友達は、普通にパソコンを使う人だった。私はその友達に、"私をこんなにしてしまってなんて事してくれたんだ!"と、うれしい悲鳴を聞かせてあげたかったが、パソコンから離れて行ってあまり話しは分からないという。ちょっと悲しかった。君のせいで私はこんなになってしまったのに、いつの間に君を超えてしまったんだろう…君はすごい物知りですごいあこがれの対象だったのに。浪人して勉強しているよなんていいながら、目に涙をためて欲しくなかった。そういえば昔から涙もろかったよね。

今ある自分は、ほんの小さなきっかけがたくさん積みあがってできあがっている。どんな偶然も一つでもかけたら無かったと思う。私をいじめていたいじめっ子がいなければ、ワープロで悪口を打つ事も無く、友達が誠実でエッチじゃなかったら、パソコンなんて知る事も無く、親がパソコンを買い与えてくれなければ今の私は無かった。

全ての出会いは小さなきっかけが引き金となって起こると思う。全てが偶然だけど、その瞬間から必然になるものだと思う。だからきっかけを大切にして、その後もずっと大事にしようと思った。

当時はお酒を飲めなかった友達達と昔話をしたくなった。どこで何をしているか分からない友達へ。おーい、最近何してるんだい?

おかしいなぁおかしいなぁ

CVSで更新もコミットもチェックアウトもできないなぁって思ったら、ここのネットワークSSH許可してませんから!残念!!VNCも使えないので、どうしようもないなぁ〜。しばし我慢しよう。いざとなればAirH゛接続でVNCを使えばなんでもありあり。