いつもと同じ景色なのに

寒い寒い冬の日。縮こまりながらも暖かな光を放つ太陽を見上げた。冷たい風を切りながら自転車をこいでいたが「キッ」と走るのを止めて空を見上げると、とてもまぶしい太陽と、真っ青な空と、真っ白な雲があった。

あまりにまぶしいので手をかざして空を見上げると、さっきとは違う景色に見えた。周りを見渡して誰もいない事を確認すると、両手の人差し指と親指で四角い枠を作って景色を眺めてみた。枠の中だけの景色ができた。それは今見ていた広大な景色でなく、手の中で限定された景色になった。

手をどけると、そこには道路があったり、電線があったり、民家があったりとあまりに平凡な気色になった。ここでケータイのカメラを取り出す。ファインダーから覗く気色はまた違うだろうと思ったからだ。

自転車にまたがったまま、あまりに空を見ていると変な人だと思われそうだったから急いだ。カメラ越しに見る太陽はいっそう輝きを増していて真っ白だった。平凡な気色を"どけて"写真を一枚パシャリ。

いつもと同じ景色なのに、壮大な景色になった。

多くを見るのも好きだけど、たまには自分だけの景色に浸るのもいい。

GT4をディスプレイ3台で

http://www.itmedia.co.jp/games/articles/0502/02/news019.html
こういうのを昔作ってましたよ、あれはドライブシュミレーターでしたけど。GT3からこれができたとのことでビックリ!!うーん、さすがにこれだけ贅沢な品揃えをしてまでプレイしてくれる知り合いに心当たりがありません…やってみたい!